職人が愛用する手作り指輪の種類

料理は素材が命と言われていますが、手作り指輪も素材が命です。
どんなに腕の立つ職人が手がけていても、素材がなっていなければ話にはなりません。
では職人は一体どんな素材を使い、手作り指輪を仕上げているのでしょうか。

まず代表的な所で言えば、シルバーでしょう。
シルバーの指輪は国内外どこのブランドでも取り扱っており、安定した人気を誇っています。
でもシルバーは本来、手作り指輪の素材としては適していません。
シルバーは非常に柔らかい素材で、ほんの少しの衝撃が加わっただけで形が変形してしまうのです。
そこで職人は、シルバー925を使用して指輪を作り上げます。
手作り指輪の何処かに「925」と刻印があれば、シルバー925が素材として使われている証です。
シルバーに他の金属を混ぜ合わせて固くし、アクセサリーに加工しやすくしているという訳です。

手作り指輪でよく使われている素材には他にも、ゴールドもあります。
ゴールドも非常に柔らかい素材で、手作り指輪には向いていません。
そこでシルバーと同じく他の金属と合わせて固くし、アクセサリーに加工しやすいように手を加えていきます。

ゴールドもシルバーも他の金属が混じっているとなると、手作り指輪としての輝きが失われるのではと思われるかもしれません。
でも実は逆で、他の金属が混ざっているからこそ、光り輝いているのです。
純度100%のゴールドやシルバーを素材に使った手作り指輪も、ないという訳ではありません。
しかし価格はかなり高く、輝きも何故か鈍いものばかりです。
純度100%の素材ではないからこそ、職人は腕に磨きをかけて最高の手作り指輪を仕上げていきます。

手作り指輪に使われている素材は、他にもまだまだ沢山あります。
プラスチックやアクリル・フェルトや鉄で出来た指輪もあります。
例えどんな素材が使われていても、職人は一切手を抜くことはありません。
魂を込めて手作り指輪を作り上げて、最高の逸品を生み出します。

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